保護者の運動嗜好性は子ども達の活動意欲や体力に影響をおよぼすのか : 運動実践中の子ども達の体力・活動量変化による検討

書誌事項

タイトル別名
  • Does guardian preference of physical activity affect children’s physical activity and physical fitness? : An examination based on changes in children’s physical fitness and physical activity during a physical activity program
  • ホゴシャ ノ ウンドウシコウセイ ワ コドモ タツ ノ カツドウ イヨク ヤ タイリョク ニ エイキョウ オ オヨボス ノ カ : ウンドウ ジッセン チュウ ノ コドモ タツ ノ タイリョク ・ カツドウリョウ ヘンカ ニ ヨル ケントウ
  • ホゴシャノウンドウシコウセイハコドモタチノカツドウイヨクヤタイリョクニエイキョウヲオヨボスノカ ウンドウジッセンチュウノコドモタチノタイリョク・カツドウリョウヘンカニヨルケントウ

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説明

同一の運動環境下にて,保護者の運動嗜好性が子ども達の体力,身体活動量に及ぼす影響を検討することを目的とした。対象者は,名古屋学院大学と瀬戸市教育委員会で主催した運動教室に参加した低学年児童45名であった。全8回の運動教室を実施し初回と最終回に体力テストを実施した。身体活動量の指標として実践中の歩数を計測した。加えて,保護者の運動嗜好性に関する調査を実施した。保護者の運動嗜好性による子どもの体力,実践中の身体活動量の違いを対応のないt検定により検討した。保護者の運動嗜好性による有意な体力改善の差は見られなかった。保護者の運動嗜好性が低い群において,実践中の身体活動量が有意に多かった。低学年児童では保護者の運動嗜好性が同一環境下における身体活動量の規定要因にはならないことが示唆された。保護者の運動嗜好性によらず均一な運動環境を提供することで,より多くの子ども達が運動に親しめる可能性が示唆された。

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