カックロール(Momordica dioica Roxb.) の八倍体作出

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タイトル別名
  • Induction of Octoploids in Kakrol (Momordica dioica Roxb.)
  • カックロール Momordica dioica Roxb ノ 8バイタイサクシュツ

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抄録

カックロールの八倍体作出を目的とし、倍加処理方法を検討するとともに、得られた倍加個体の特性を調べた。コルヒチン0.2%、0.4%、もしくはアミプロホスメチル0.003%の種子浸漬処理により八倍体が得られた。中でも最も効果が高かったのは、コルヒチン0.4%処理であった。また、アミプロホスメチル0.003%処理区では発芽率がほとんど低下することがなく八倍体が得られた。多芽体浸漬処理ではコルヒチン0.05%・12時間、24時間処理区および0.1%・24時間処理区の処理2ヵ月後のシュートからそれぞれ1個体ずつ、計3個体の八倍体が得られた。 得られた八倍体は四倍体よりも葉長、葉幅が長く、葉形指数が小さかった。また八倍体では鋸葉が明瞭である。葉の表面の凹凸が顕著であるなどの特徴が観察され、四倍体よりも孔辺細胞が大きかった。

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