バングラデシュ産在来イネコレクションをもちいた耐塩性評価方法の確立

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  • 荒谷 遥香
    九州大学大学院農学研究院資源生物科学部門農業生物科学講座植物育種学研究室
  • Bui Thi Thu Ngoc
    九州大学大学院農学研究院資源生物科学部門農業生物科学講座植物育種学研究室
  • 山形 悦透
    九州大学大学院農学研究院資源生物科学部門農業生物科学講座植物育種学研究室
  • 尾﨑 彰則
    九州大学熱帯農学研究センター
  • 安井 秀
    九州大学大学院農学研究院資源生物科学部門農業生物科学講座植物育種学研究室

書誌事項

タイトル別名
  • Establishment of method for evaluating salinity tolerance in rice derived from Bangladesh

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抄録

バングラデシュ産在来イネコレクション135 系統を材料として, 葉身の萎凋度, 葉鞘におけるミネラル含量, 溢液について定量的な耐塩性評価を行った. 各指標についてコレクション内で品種間差が認められた.葉身の萎凋度については, 大半の品種で葉身全体における萎凋部位の割合が漸進的に増大したのに対し, 一部の極感受性品種では塩ストレス処理開始後, 短期間で急激に萎凋が進んだ. 本手法により明らかにされた塩ストレス耐性品種では葉鞘におけるNa, Mg, Ca 蓄積の抑制がみられ, 塩ストレス感受性品種では溢液の量が多い傾向にあった. 本研究において用いられた耐塩性の定量的な評価法をもちいてバングラデシュ産在来イネコレクションの耐塩性を評価し, 選抜された耐塩性系統をもちいてイネ耐塩性に関する詳細な遺伝解析が進展することが期待される.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390572174718235520
  • NII論文ID
    120006900028
  • NII書誌ID
    AA11577672
  • DOI
    10.15017/4104132
  • HANDLE
    2324/4104132
  • ISSN
    13470159
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB
    • CiNii Articles

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