十勝平野北東部におけるエゾシカ生息数の年変動とミズナラ造林木への食害

書誌事項

タイトル別名
  • Annual variation of Cervus nippon yesoensis and the feeding damage on planted Quercus crispula in northeast Tokachi Plain
  • トカチ ヘイヤ ホクトウブ ニ オケル エゾシカ セイソクスウ ノ ネン ヘンドウ ト ミズナラゾウリンボク エ ノ ショクガイ

この論文をさがす

抄録

エゾシカは天然林や人工林の稚樹を食害することが知られているが,その生息数と造林木の食害状況の長期変動は十分には明らかにされていない。そこで十勝平野北東部に位置し,エゾシカの捕獲が断続的に行われてきた九州大学農学部附属北海道演習林において,エゾシカの捕獲数および観察数の年変動とミズナラ造林木への食害頻度の年変動を長期的に調査した。その結果,エゾシカの観察数は捕獲開始後直ちに減少し,7 年間の休猟期間の後に増加した。ミズナラ造林木への食害頻度は長期的には大きく変動していたが,エゾシカの休猟期が始まった直後に増加し全てのミズナラ稚樹が消失した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ