日本人初産婦の自然経腟分娩における新たな子宮頸管開大曲線の開発(英文)

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  • Development of a New Cervical Dilatation Curve for Spontaneous Vaginal Delivery in Japanese Primigravid Women

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抄録

目的:本研究の目的は,初産婦の日本人女性の自然経腟分娩における子宮頸管開大曲線の開発である.方法:研究デザインは観察研究とした.データは分娩記録から後方視的に収集した.分析対象は2012 年1月から2015年6月までに調査施設において自然経腟分娩をした初産婦の日本人女性483 例であった.統計的分析方法として平滑化スプライン関数を用いて子宮頸管開大曲線を作成し,フリードマン分娩曲線と比較した.さらに,非線形回帰を用いて日本人女性の分娩経過予測モデルを開発した.結果:⑴新たに日本人女性の初産婦の子宮頸管開大曲線を作成した.日本人女性の子宮頸管開大曲線はフリードマン分娩曲線と比較して活動期が延長した.⑵日本人女性の初産婦の新たな分娩管理指標として,4 parameters ロジスティック曲線の近似曲線モデル式を開発した.結論:日本人女性の初産婦の子宮頸管開大曲線は,フリードマン分娩曲線と同様にシグモイドを呈し,4parameters ロジスティックと近似した.

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