学生の体験学習観の類型に関する考察 : 生活科教育課題レポートから

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書誌事項

タイトル別名
  • Study on the Types of Students’ Beliefs about Experience Learning : From Reports about Education in Life Environment Studies
  • ガクセイ ノ タイケン ガクシュウカン ノ ルイケイ ニ カンスル コウサツ : セイカツカ キョウイク カダイ レポート カラ

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説明

子どもたちに影響を与える教員となるべく教育学部学生のレポート課題から、体験学習についてどのような問題・課題があるのかを明らかにし考察する。方法は①学生の宿題レポートからキーワードを選出し類型化し、特徴を明らかにする。②レポート内容から、「現状認識」「目的・方法」「自身の体験」を抽出し、カテゴリー化し、各カテゴリーに類型化し記述内容について数量的に集計を行い分析する。さらに、この結果から、今後の体験学習についての指導課題について述べる。結果として、「学習指導要領解説 生活編」の内容階層性(1)から(9)に従うと、重複する物も含まれ、全体として129数が得られた。さらに、「現状認識」は147数が得られたが、現状が書かれていたものが83(76.1%)であった。「目的及び期待される効果」は、それぞれの内容記述が多く、豊富であった。単独での目的記述は全くなく、教育的効果も多様に記載されていた。他教科との関連性を示し、他教科とどのようにつないでいけばよいのか、またはつなげていくのにはどうしたらよいのだろうか、をグループ学習・討論などで明らかにする必要がある。「21世紀型能力」―基礎力・思考力・実践力という三層が考案され、体験学習もこれに見合った体系とカリキュラム作り・学習内容作りをし、今後の研究にゆだねる必要がある。

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