書誌事項
- タイトル別名
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- Simultaneity and Time Consciousness : Toward Elucidation of Social Time
- ドウジセイ ト ジカン イシキ : シャカイテキ ジカン ノ カイメイ ニ ムケテ
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抄録
本稿では、「社会的時間」の解明に向けた予備的考察として、時間意識の観点からA.シュッツの「同時性」概念を再検討し、以下の事柄を導出する。第一に、「同時性」においては、時間地平が分節化されていないかぎりで、私と他者の意識の流れに差異がないこと。第二に、時間の共有の問題の核心は、「主観的時間」の共有にあること。第三に、この問題を繰り延べする機制と社会的条件は、「否定の否定」の手続きと「標準的時間」の構成に求められること。最後に、これらの論点を前提にして、「社会的時間」について考察する方針を打ち出す。
収録刊行物
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- 東京情報大学研究論集
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東京情報大学研究論集 22 (2), 43-54, 2019-03-01
東京情報大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390572174727988096
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- NII論文ID
- 120006590943
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- NII書誌ID
- AA11155514
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- ISSN
- 13432001
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- NDL書誌ID
- 029656622
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles