Search this article
Abstract
type:P
type:論文
type:Articles
日中韓3ヵ国の大学生の自文化における自己開示の傾向には開示行動、開示意向、開示方法について多くの共通点がみられるが、開示動機については相違点がみられる。その傾向の日中韓比較においては各々の特徴も見出される。これらの相違や特徴を背景とした異文化コミュニケーションにおける自己開示に際して、戸惑い、誤解、文化差などが経験される。各々の自己開示は、言語的制約を内包しつつ、文化的社会的制約を常に負う。また、文化的な相互依存と文化的な相互対峙が地球規模で急速に進んでいるグローバリゼーションの状況に人間は直面している。それゆえに、文化的社会的制約を負いつつも他者を他者性として自覚し、対話的な自己開示を遂行していく人間としての在り方が絶えず問題になる。自己開示を通して人間の人間性を問題にし続けること、多文化社会に生きる人間としての在り方を絶えず志向することが大学教育において要請される。
identifier:6
Journal
-
- 尚絅学院大学紀要 = Bulletin of Shokei Gakuin University
-
尚絅学院大学紀要 = Bulletin of Shokei Gakuin University (74) 45-61, 2017-12-20
[出版社不明]
- Tweet
Keywords
Details 詳細情報について
-
- CRID
- 1390572174733151616
-
- NII Article ID
- 120006476932
-
- NII Book ID
- AA12012046
-
- ISSN
- 2433507X
-
- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1575/00000337/
-
- Text Lang
- ja
-
- Data Source
-
- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles