ワーキングメモリ容量とは何か? : 個人差と認知パフォーマンスへの影響
書誌事項
- タイトル別名
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- What is Working Memory Capacity? : Individual Difference and Influence on Cognitive Performance
- ワーキングメモリ ヨウリョウ トワ ナニ カ コジンサ ト ニンチ パフォーマンス エ ノ エイキョウ
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説明
さまざまな認知活動を支える動的な記憶のシステムであるワーキングメモリには,制限された容量が存在する。本論文では,ワーキングメモリにおける容量とは何なのか,これまでの知見を概観し,解説した。加えて,その個人差がどのような認知パフォーマンスに影響するのか知見をまとめた。これらに基づき,記憶それ自体が関わっていない選択的注意においてもワーキングメモリ容量の個人差が影響を与えるという仮説を検証した。事象関連脳電位を用いた研究から,ワーキングメモリ容量の個人差は課題非関連刺激に対する注意を抑制する可能性を示唆した。最後に,ワーキングメモリ容量と発達障害の関係,トレーニングによる容量向上の可能性について論じ,将来の研究可能性を示した。
収録刊行物
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- 北海道大学大学院教育学研究院紀要
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北海道大学大学院教育学研究院紀要 109 81-92, 2009-12-21
北海道大学大学院教育学研究院
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390572174747863296
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- NII論文ID
- 120001749190
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- NII書誌ID
- AA12219452
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- HANDLE
- 2115/40219
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- NDL書誌ID
- 10536645
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- ISSN
- 18821669
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可