肢体不自由教育における自立活動指導者の専門性の変遷

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タイトル別名
  • シタイ フジユウ キョウイク ニ オケル ジリツ カツドウ シドウシャ ノ センモンセイ ノ ヘンセン
  • The Change of the Specialty of“ Jiritsu-Katsudo” Teachers in Education for the Physically Handicapped

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抄録

特別支援学校には,自立活動(1999 年以前については「養護・訓練」)という領域が設けられている。本稿では,我が国の肢体不自由教育おける自立活動指導者の専門性に関する研究を概観した。また,今後の研究方向についても展望した。その結果,肢体不自由教育における自立活動(養護・訓練)の内容は,児童生徒・学校・地域・社会の実態によって変遷が見られた。また,キーパーソンとしての指導者像も変化してきた。近年は,外部専門家として理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)・看護師などの導入が推進され,その有用性が認められているが,課題も多い。一方,自立活動(養護・訓練)教諭は特別支援学校の常勤教員である。このため,児童生徒,教職員と密接な関係性を構築した上で指導を行うことができる。自立活動教諭の教育実践についてはいまだ研究が少ないが,今後の研究によって肢体不自由教育についての寄与が期待される。

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