衛星画像を用いたオホーツク海北海道沿岸河口付近の沿岸水分類方法の検討

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タイトル別名
  • Study of the classification method for the costal water in an outfall area along the Hokkaido coast in the Okhotsk Sea from satellite imagery
  • エイセイ ガゾウ オ モチイタ オホーツクカイ ホッカイドウ エンガン カコウ フキン ノ エンガン スイブンルイ ホウホウ ノ ケントウ

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抄録

オホーツク海北海道沿岸域は高い漁獲量を誇っており,このうちホタテガイやカキに代表されるベントス類が3 割以上を占める.回遊ができないベントス類を養うには豊富な基礎生産と,これを維持するための栄養塩類が豊富である必要がある.しかしながら,この海域を流れる宗谷暖流は黒潮を起源とする対馬暖流の支流のため貧栄養である.このため,宗谷暖流への栄養塩供給源を解明することは,持続的な地域水産業の発展へ貢献できる.本研究は,ホタテガイの好漁場である常呂沖を対象に,河川水を宗谷暖流への栄養塩供給源の1 つと考えてその影響範囲をモニタリングすることを目的に,MODIS 画像の4 チャンネルのみを用いて沿岸水の分類方法を検討したものである.その結果,衛星画像から常呂川河口から北東方向へ8.5 km 程度の懸濁物の輸送を見ることができた.

収録刊行物

  • 低温科学

    低温科学 74 85-93, 2016-03-31

    低温科学第74巻編集委員会

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