マンシェット装着動作の分析(第2報) : ゴム嚢の固定に焦点をあてて

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タイトル別名
  • Motion analysis of wrapping the cuff (part2) : focus on fixation of the bladder

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説明

【研究目的】第1報の結果より、マンシェット装着過程において重要である「ゴム嚢の固定」について、臨床経験のある看護師の動作から特徴を明らかにし、今後の教育方法の示唆を得ることを目的とした。【研究方法】臨床経験のある看護師7名がマンシェットを装着する動作を撮影し、その画像から動作を詳細に記述した。記述内容は類似性に基づき分類し、比較分析した。【結果・考察】ゴム嚢の固定動作は、時間経過により3ステップに分けることができた。さらに、使っている手の部位とゴム嚢の位置関係から、各ステップは2・3・4パターンに分類された。全ステップにおいて、常に手のいずれかの部位でゴム嚢を固定していた。また、上腕に接する支持面積を広く取って、ゴム嚢固定の安定性を保持していると考えられた。今後の教育方法に関しては、動作を言語化して伝えることと、施行方法には多様性があることを伝えていくことが重要であると考えられた。

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