山梨大学新入生の都道府県名認知

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タイトル別名
  • Recognition of Japanese Prefecture and Location Names by New Students at the University of Yamanashi
  • ヤマナシ ダイガク シンニュウセイ ノ トドウフケンメイ ニンチ

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説明

山梨大学の教員養成課程に入学した大学 1年生が、我が国の都道府県の名称と位置をどの程度正しく認知しているかについて 2016年の山梨大学新入生 95名を対象に 20府県について検討した。すべてを正答した学生は全体の 21.1%で帝国書院の中学生の47都道府県全部を正答した比率とほぼ同じで、東北、関東或いは四国・九州地方での認知が曖昧になる傾向があった。地方ブロック内で複数の県の位置が相互に誤認される傾向は東北地方と四国地方にみられ、隣接する特定の県とだけ誤認される傾向は関東(特に北関東)と鳥取、島根両県にみられ、帝国書院の報告で明らかにされた全国の中学生、高校生の傾向と一致した。大学生の正答率の低下は誤答率の増加に繋がり、無答率はほぼ 20%以下と低水準で大学入試を経て県名の認知は高校生よりは大幅に向上している。

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