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- 若本 純子
- 山梨大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Why Japanese children addict themselves to SNS? : The SNS use and trouble trend in the 2010s.
- コドモ タチ ワ ナゼ SNS ニ ハマル ノカ : 2010 ネンダイ ノ SNS リヨウ ト トラブル ノ ドウコウ
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説明
本稿では,わが国の子どもたちにSNSが急速に浸透していった 2010年代におけるSNS利用とトラブルの動向を整理することを試みた。わが国において高校生のSNS利用が 100%近いと報告されるようになったのは 2015年頃からである。2018年頃からは複数のSNSやアカウントの使い分けが広がっていった。交流の相手は,現実場面で面識がある友人が主であるものの,TwitterやInstagramでは趣味などを共有できる未知の相手との交流も盛んに行われている。SNSでの子どもたちの交流では傷つき・傷つけを避ける一方,同期的な対話を面倒に思うなど,両価的な行動様式が見出されている。また,2020年 10月に教師を対象に子どもたちのSNSトラブル調査をしたところ,小学生では対人関係上のトラブルが報告された一方,高校生や中学生においては子ども間の性的コンテンツの送受信とそれに付随する人間関係のトラブルが報告された。
収録刊行物
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- 教育実践学研究 : 山梨大学教育学部附属教育実践総合センター研究紀要
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教育実践学研究 : 山梨大学教育学部附属教育実践総合センター研究紀要 26 19-31, 2021-03
山梨大学教育学部附属教育実践総合センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390572174750621824
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- NII論文ID
- 120007004280
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- NII書誌ID
- AA11414565
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- ISSN
- 18816169
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles
- KAKEN