ラット胎仔甲状腺C細胞の初代培養系における神経様形態変化 : 細胞接着分子ならびに細胞骨格分子の発現

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  • ラットタイシコウジョウセン C サイボウ ノ ショダイ バイヨウケイ ニ オケル シンケイ ヨウ ケイタイ ヘンカ サイボウ セッチャク ブンシ ナラビニ サイボウ コッカク ブンシ ノ ハツゲン

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抄録

甲状腺内においてC細胞は、E-カドヘリン・カテニン系の細胞接着装置を介して、濾胞細胞とともに上皮組織を形成している。ラット胎仔甲状腺組織から初代培養系を作製し、プロテインキナーゼ阻害剤であるH-7によって処理すると、C細胞の多くは微小管およびサイトケラチンを骨格とする突起を伸長し、神経様形態を呈する。このときC細胞は、その細胞表面のE-カドヘリンやカテニンの免疫反応性を失うことが示された。以上の結果から、カドヘリン・カテニン系の細胞接着装置による細胞形態の制御が解除されることが、C細胞による突起伸長の一因である可能性が示された。

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identifier:KJ00004249765

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