歴史教育をめぐる政治の動きと「教育を受ける権利」

書誌事項

タイトル別名
  • Political movement on education of history and right to education
  • レキシ キョウイク オ メグル セイジ ノ ウゴキ ト 「 キョウイク オ ウケル ケンリ 」(ケンポウ 26ジョウ)
  • レキシキョウイクヲメグルセイジノウゴキト「キョウイクヲウケルケンリ」

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抄録

敗戦までの日本の「公教育」は,国のために尽くす臣民・皇民を生み出すための手段であった。ところが敗戦後,「日本国憲法」や「教育基本法」が制定されることで,公教育のあり方は質的転換を遂げた。権力者による思想注入の手段として「公教育」を利用することは否定され,「公教育」は個人の人格形成・成長のために行われるべきものとされた。最高裁判所も旭川学力テスト事件判決で「教育を受ける権利」(憲法26条)に関し,政府による 思想注入は許されないと判示した。しかし日本の保守政治家は教育内容へ介入してきた。

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