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- Other Title
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- 他者と如何に関係すべきか
- タシャ ト イカニ カンケイ スベキ カ
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Description
ハラリが指摘している通り,人間は「フィクション」を操ることでこの世に君臨する生き物になった。「フィクション」という夾雑物なしでは,生きることのできない,実に不可思議な生き物となったのだ。それゆえ,個人の問題に関しても,人間は自分の「自己イメージ」という,自己にまつわるフィクションを介して自分自身と関係する生き物になった。フロイト経由で,ラカンが指摘しているように,人間関係はどうしても4者関係になってしまう。私とあなたの間に私の「自己イメージ」とあなたの「自己イメージ」が介在してしまうからだ。本論考は,「イメージ」を介在させずに,人間関係を築くことは可能なのだろうか,という問いを立て,その答えを見出すべく議論を展開している。
Journal
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- 安田女子大学大学院紀要
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安田女子大学大学院紀要 (26), 41-51, 2021-03-31
安田女子大学大学院
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390572174755666176
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- NII Article ID
- 120007002398
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- NII Book ID
- AN00242368
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- NDL BIB ID
- 031601332
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- ISSN
- 24323772
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- IRDB
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- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Allowed