社会的スキルの階層的概念
書誌事項
- タイトル別名
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- Hierarchial conception of social skills
- シャカイテキ スキル ノ カイソウテキ ガイネン
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説明
社会的スキルは、個人が社会を指向する動機づけ的な心理性であるだけではなく、適応水準を示す概念でもある。社会的スキルが注目され始めた当初から、社会的スキルは、下位構造を有するというだけではなく、プロセスとして認識され、いくつかのモデルが提唱されている。その一方、社会的スキルは並列的に構成要素で成り立っている訳ではなく、個人、関係、社会、文化と社会的適応に向かうステージがあり、それに応じて発揮される要素は異なる。しかも、社会的広がりを考慮するスキルほど、そこに含まれる構成要素はより多くの外部要因からの影響を大きく受けるであろう。社会的スキルは、文化依存の低い基礎スキルから多くの要素を有機的に組み立てた目的に応じたスキルなどと多様であり、それは階層的である。自・他文化の規範に同等に対処できる実践の工夫が必要であろう。
収録刊行物
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- 対人社会心理学研究
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対人社会心理学研究 8 1-6, 2008
大阪大学大学院人間科学研究科対人社会心理学研究室
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390572174758373376
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- NII論文ID
- 40016029569
- 120004845240
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- NII書誌ID
- AA11550166
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- DOI
- 10.18910/11052
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- HANDLE
- 11094/11052
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- NDL書誌ID
- 9489886
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- ISSN
- 13462857
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles
- KAKEN