平成23年東日本大震災に対する富山大学の医療支援活動

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  • ヘイセイ 23ネン ヒガシニホン ダイシンサイ ニ タイスル トヤマ ダイガク ノ イリョウ シエン カツドウ

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抄録

平成23年3月11日に発生した東日本大震災では地震,津波による甚大な被害に加えて原発事故が重なり多くの医療支援が必要とされた。富山大学では災害派遣医療チーム(DMAT)2チームを発災当日に派遣し,その後も被災患者の受入準備を進めるとともに,東北大学からの依頼で宮城県に医療救護斑と精神科医の心のケアチームを,筑波大学からの依頼で茨城県への支援医師を派遣した。他に富山県救護斑の一員として岩手県釜石市に医療班を派遣したほか,国立大学東海北陸ブロックによる医療支援として,5大学共同で宮城県石巻市にて医療支援活動を行うなど,派遣された医師,看護師,薬剤師,事務員のみでなく病院全職員協力の下で被災地への支援活動を継続的に行った。今回の経験を活かして今後さらに富山大学としての防災・災害支援体制を強化していく必要がある。

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