三内丸山縄文村に近接する6000年前の海岸線の形

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タイトル別名
  • The form of 6000 years ago coastline close to Sannai Maruyama Jomon village.
  • サン ナイ マルヤマ ジョウモンムラ ニ キンセツ スル 6000ネンマエ ノ カイガンセン ノ カタチ

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抄録

日本列島に1万3千年前頃に発生した縄文文明の特徴として、広範囲に多数点在した村聞の交流があった。本州最北に近い今の青森市の郊外に位置し、およそ1500年間栄えた三内丸山縄文遺跡の大規模な発掘調査が行われている。驚いたことに、津軽海峡を隔てた北海道の奥地東部の遠軽自滝の黒曜石が、三内丸山遺跡から出土している。両地点の直線距離は390kmあり、徒歩人力のみでの輸送は困難である。それには河川や海洋を利用した水路による船の利用が合理的である。三内丸山遺跡周辺の標高分布をGoogleearthにより調査をし、6000前の海岸線の形を推察したところ、6本柱塔から僅か1.3kmに入り江の奥が位置する、青森湾の海岸線が再現された。

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