『タズキラ・イ・ホージャガーン』日本語訳注(1)

書誌事項

タイトル別名
  • 『 タズキラ ・ イ ・ ホージャガーン 』 ニホンゴ ヤクチュウ(1)
  • Tadhkira-i khwajagan : Japanese Translation and Notes (1)

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抄録

ムハンマド・サーディク・カシュガリー(Muhammad Sādiq Kāšqarī)なる人物が18世紀の後半にチャガタイ語(トルコ系文語)で著した『タズキラ・イ・ホージャガーン(ホージャたちの伝記)』(Tazkira-i hvājagān)は,16世紀後半のモグール・ハーン国(ヤルカンド・ハーン国)の統治期から18世紀半ばにおけるジューンガル王国属領期の終焉にいたるまでの中央アジア東部(東トルキスタン,新疆南部)に関する貴重な史料である。この著作は,ヤルカンド,カシュガルを本拠地としてイスラーム神秘主義の指導者として活躍した所謂カシュガル・ホージャ家なる宗教指導者たちの伝記という体裁をとりつつ,彼らが関わった政治事象の推移にも触れている。本稿はこの資料の写本を日本語訳する。

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