クロレート生成反応速度定数の若干の測定

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  • Measurements of the Velocity Constant of Chlorate Formation
  • クロレート セイセイ ハンノウ ソクド テイスウ ノ ジャッカン ノ ソクテイ

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抄録

type:Article

The velocity constant of the reaction: 2HClO + ClO^- → 2H^+ + 2Cl^- + ClO_3a^- that is, K in the formula: -dC_ClO-/dt = KC_HClO^2C_ClO^- was measured at 25℃, the total sum of the concentrations of the constituents being 3.42 or 4.81 (mole/l). K increased with time.

いわゆる徴酸性法におけるクロレート生成反応の機構はFoester以来の通説により 2^<HClO> + ClO^- → 2^<H^+> + 2^<Cl^-> + ClO_3^- (1) 2^<H^+> + 2^<ClO^-> → 2^<HClO> (2) 3^<ClO^-> → 2^<Cl^-> + ClO_3 (3) で，(1)が律速段階とされる。この(1)の速度定数，即ち-dC_<ClO^->/dt = KC_<HCLO^2>C_<ClO^->のKについてはFoerster, Sand, Knibbsら，今川の測定がある。Kは温度により変るのは勿論であり，なお液のイオン強度の影響を強く受けるので，上記測定値はいずれも別報の場合は用い得ない。よってこの測定を行った。測定範囲は狭いが一つの“ノート”としてあえて報告する。

identifier:富山大学工学部紀要，13(1/2)

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