カーボンライニングで粒鉄を製造した時のS及びPの配分と粒鉄の還元度

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タイトル別名
  • Studies on the Distribution of Sulphur and Phosphous in Luppe, Smelted in Graphite Crucible
  • カーボンライニング デ リュウテツ オ セイゾウ シタ トキ ノ S オヨビ P ノ ハイブン ト リュウテツ ノ カンゲンド

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抄録

type:Article

We study the disulphurization of metal in smelting luppe in graphite crucible with reducible atmospheres. With this experiment the Sulphur distribution of luppe was 4.37%--15.0%, changed by their basic degrees, and can be reached about 50% of ordinally practices. Reducibility and purity of luppe was about 95--96%.

低塩基度製鉄について,著者等は純酸化鉄を使って,基礎的研究を行い,ルッぺ,磁性酸化鉄,スラグにつきX線的及び化学的に調べ,又塩基度0.1~0.7の間の製鉄における変化を研究した。この研究でルッペの組織を明らかにすることが出来,その選択還元性についても知ることが出来た。本研究は黒鉛ルツボを用いて,ルッペを造ったので,脱硫性がかなり良く,隣の歩留も低い傾向があった。又粉コークスを還元剤に使ったが,特に木炭を使った場合は此の傾向が著しい事が解った。従って,本実験によって,クルップ法の最も欠点とする粒鉄にSが高いということに対して解決を与える基礎実験を行うことが出来たものである。然し,実際化に対しては末だ多くの困難を伴うことと思っている。

identifier:富山大学工学部紀要,13(1/2)

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