『タズキラ・イ・ホージャガーン』日本語訳註(6)

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  • 『 タズキラ ・ イ ・ ホージャガーン 』 ニホンゴ ヤクチュウ(6)
  • Tadhkira-i khwajagan : Japanese Translation and Notes(6)

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本訳注は『富山大学人文学部紀要』第65号(2016年8月)掲載の「『タズキラ・イ・ホージャガーン』日本語訳注(5)」の続編であり,日本語訳する範囲は底本(D126写本)のp.133/fol.67aの12行目からp.164/fol.82bの20行目までである。 前号の末尾で叙述されたように,ホージャ・ジャハーンの2人の甥,ホージャ・ヤフヤーとホージャ・ムーミンはヤルカンドとカシュガルの軍勢を率いて,カルマク(ジューンガル)と清朝軍に支援されたホージャ・ブルハーン・アッディーンの拠るウシュ(ウチュ)城市に接近した。それに続いて本号では,ホージャ・ジャハーンを長とするカシュガル・ホージャ家イスハーク派と,同家アーファーク派のホージャ・ブルハーン・アッディーンとの間で始まった抗争・戦闘の推移について,ベグと呼称される有力者やクルグズ遊牧民などの動向に触れながら叙述されていく。

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