大阪大学1年生対象の体力・運動能力調査報告(2016年)

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タイトル別名
  • Report on the survey of Physical Fitness and Athletic Performance in the first-year students at Osaka University, 2016
  • オオサカ ダイガク 1ネンセイ タイショウ ノ タイリョク ウンドウ ノウリョク チョウサ ホウコク 2016ネン

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抄録

大阪大学健康スポーツ教育科目を受講する18歳および19歳の男女507名を対象にスポーツ庁「体力・運動能力調査」を実施し,全国調査の結果と比較した.この結果,本学学生の体力は,長座体前屈,立ち幅とび,ハンドボール投げといった運動強度の低い種目では全国平均よりも高かったが,反復横とび,50m走,持久走といった運動強度の高い種目では全国平均よりも低いことが明らかになった.また,運動部所属の有無,運動・スポーツの実施頻度,1日の運動・スポーツの実施時間と各種体力テストの間には有意な関連が認められたが,朝食欠食,1日の睡眠時間やテレビの視聴時間と体力の関連性は弱かった.これらの結果から,本学学生に対する体力増進策として,運動部に所属しない一般学生が自発的に運動・スポーツに取り組める環境整備を進めるとともに,健康スポーツ教育科目の教員間で学生の体力の現状について情報共有を図り,走能力や跳能力などの体力向上に向けてこれまで以上の意識をもって取り組むことが重要と考えられた.

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