О феномене радиостанции «Эхо Москвы» в медийном пространстве России

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抄録

言語文化専攻

本稿では、2010年8月22日、創立20周年を迎えた現代ロシアの自由放送「モスクワのこだま」がロシアのマスメディアにおける特殊な現象として論じられ、その編集委員会の方針、放送内容やHP構成、ラジオ聴者への影響及びその社会的な役割が考察されている。ソビエト時代の末期に自由民間放送として生まれた「モスクワのこだま」は、21世紀初頭のロシアのメディアへの国家官僚による抑圧が強化された中で、ロシア内外の政治家や社会活動家、政府要人、各種の研究者やエクスパートを始め、普段ロシアのマスメディアで歓迎されない野党政治家、人権擁護者、リベラルな社会活動家等に発言の場を与え、独立性をその活動の主要原理にしているのである。人気のあるインターネットサイトを持ち、インターネット放送も実施し、プログラムの一部が国際テレビRTVi により放映される上記の放送局は、大きな社会的意義のあるロシアのユニークなマルチメディア情報機関である。

収録刊行物

  • 言語文化研究

    言語文化研究 37 199-221, 2011-03-31

    大阪大学大学院言語文化研究科

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390572174761625472
  • NII論文ID
    120005249136
  • NII書誌ID
    AN00077727
  • DOI
    10.18910/24687
  • HANDLE
    11094/24687
  • ISSN
    03874478
  • 本文言語コード
    ru
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB
    • CiNii Articles

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