人間学とことば学として知識社会学を読み解く : 第二言語教育学のためのことば学の基礎として

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  • Rereading the Sociology of Knowledge as a Study of Humanity and Verbal Behavior : As a Foundation of the Study of Language for Second Language Education
  • ニンゲンガク ト コトバガク ト シテ チシキ シャカイガク ヲ ヨミトク ダイニゲンゴ キョウイクガク ノ タメ ノ コトバガク ノ キソ ト シテ
  • ニンゲンガク ト コトバガク ト シテ チシキ シャカイガク オ ヨミ トク : ダイニゴンゴ キョウイクガク ノ タメ ノ コトバガク ノ キソ ト シテ

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抄録

社会の弁証法の3つの契機である外在化と客体化と内在化を含む人間学的必然性を背景として、Berger and Luckmann(1966)とBerger(1967)により提唱された知識社会学は、人間観と言語観に関して言語教育者に重要な洞察を与えてくれる。本稿は、知識社会学とは何かという議論から始まり、知識社会学における人間観と言語観の議論に進む。さらに、知識社会学の現象学的な観点にも言及する。現象学的な観点では、言語がわたしたちの世界構築の営みの中心に置かれる。最後に、発話は状況的行為と超状況的な歴史的側面とコードのシステムとしての側面という3つの側面を有することを指摘し、教育や授業の企画・計画・実践において第二言語教育者は、発話のこのような成り立ちと特性を十分に考慮しなければならないと結論づける。

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