いれずみ(タトゥー・彫り物)の経験の実態および経験者の特徴

書誌事項

タイトル別名
  • Actual condition of tattoo experience and characteristics of experienced person
  • イレズミ タトゥー ホリモノ ノ ケイケン ノ ジッタイ オヨビ ケイケンシャ ノ トクチョウ

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説明

原著

本研究は、現代日本において、いれずみ(タトゥー・彫り物)の経験の実態を明らかにするとともに、いれずみに関連する諸内容について扱い、経験者と未経験者の比較から、経験者の特徴について明らかにすることを目的とした。具体的には、どのくらいの人が経験しているのか、どの程度興味がもたれているのか、どの程度受容されているのか、どのくらい周囲の経験者がいるのか、そして、どの程度いれずみの特徴を知っているのかについて扱った。約6,500名を対象に実態調査を行った。また、そこで抽出されたいれずみ経験者に加え90名のいれずみ経験者を対象とし、非経験者と対比して、いれずみに関連する諸内容についての検討を行った。その結果、いれずみ経験者は少ないことが示された。また、いれずみを入れる者は、いれずみが身体に及ぼす影響についてはそれなりに理解していた。しかし、周囲にいれずみ経験者を多いと思っているからか、いれずみを社会から受容されていると思い、そして、対人的対社会的な制約を意識せずに、いれずみという装いを選択していることが示唆された。

収録刊行物

  • 対人社会心理学研究

    対人社会心理学研究 18 27-34, 2018

    大阪大学大学院人間科学研究科対人社会心理学研究室

被引用文献 (1)*注記

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