滋賀県下の病院で働く看護師の口腔ケアに対する意識に関する研究

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タイトル別名
  • シガ ケンカ ノ ビョウイン デ ハタラク カンゴシ ノ コウコウ ケア ニ タイスル イシキ ニ カンスル ケンキュウ

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抄録

超高齢社会のわが国においては,病院に入院する患者の多くが65 歳以上の高齢者である。その高齢者が疾患や障害をもち,自分自身で口腔ケアができず,口腔ケアを他者にゆだねる場合も少なくない。そのような患者に対して,看護師が患者に口腔ケアを実施することが多いと思われるが,看護師を対象に口腔ケアについての実態調査をした研究は,滋賀県内においてはほとんどない。そこで,滋賀県内で働く看護師が,どのような意識をもって口腔ケアに取り組んでいるのかについてアンケート調査を行った。本研究の目的は,看護師の口腔ケアに対する意識と口腔ケアの現状について調査し,口腔ケアに関する課題を明らかにすることである。今回の調査で,滋賀県内で働く病棟看護師の口腔ケアに対する意識が高いことがわかった。しかし,日々の業務の忙しさ等により,看護師間や歯科関係の職種との連携が十分でなく,すべての患者に効果的な口腔ケアの実施が難しい現状であった。今後は他職種間で連携し,より効果的なケアを統一して実施できるような環境づくりが必要であると考える。

identifier:http://usprepo.office.usp.ac.jp/dspace/handle/11355/477

収録刊行物

  • 人間看護学研究

    人間看護学研究 17 101-106, 2019-03-01

    滋賀県立大学人間看護学部

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