<実践報告>X大学の看護基礎教育における感染予防教育の取り組み

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タイトル別名
  • A report on the current status of infection control undergraduate nursing education in X University
  • X大学の看護基礎教育における感染予防教育の取り組み
  • X ダイガク ノ カンゴ キソ キョウイク ニ オケル カンセン ヨボウ キョウイク ノ トリクミ

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抄録

看護学生に対する感染予防教育は,基礎教育から臨床実践に繋がる教育の必要性が求められる。しかし,臨床実習の現場では,学生は患者ケア前後の手洗い,個人防護具の着脱の技術は十分にできていない光景が見られた。看護学生に対する感染予防教育において,臨床実習での感染予防の実践力の向上を目指した大学の教育内容の改善を目的として取り組んだ。X大学の学生100名に対して改善した教育内容は,2年生前期の感染予防の講義と3年生前期の臨床現場を想定した手指衛生(実験・ポスター作成),個人防護具の着脱技術,統合的な吐物処理演習であった。学生が,臨床実習前に手指衛生に関する意識の変革や個人防護具の着脱と,吐物処理の正しい技術の演習を通して習得したことは,臨床実習で感染予防に関しての課題を明確にでき,教育改善の取り組みの効果が少しみられたと考える。今後,臨床現場を想定した演習には,学生の習得方法を継続的に検討することが重要である。

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