<資料> 大学生における性役割志向によるライフコース観の比較

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  • 大学生における性役割志向によるライフコース観の比較
  • ダイガクセイ ニ オケル セイ ヤクワリ シコウ ニ ヨル ライフコースカン ノ ヒカク

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説明

時代と共に性役割志向が変化してきたが,現代の青年期にある男女において,どの様な性役割志向を持ち,それが理想のライフコース,および理想の結婚とどの様な関係があるかを検討したところ,下記の示唆を得た。1 . 男性は,育児に対しては積極的に行おうと考えているが,家事に対してはできるだけやりたくないと考える傾向があった。そのため,結婚相手には,料理好き,子ども好きなど家庭的な面を望む傾向が認められた。2 . 女性は,性役割志向の如何に拘わらず,出産・育児の期間は家庭を重視する傾向が認められた。3 . 平等志向的な女性は,伝統志向的な女性よりも就業継続を理想としており,そのため,結婚後の生活においては,家事・育児分担制を,理想の結婚相手には,自分が就業することに理解・協力のある人を理想としていた。4 . 性役割志向と理想のライフコース,理想の結婚相手像および結婚後の暮らし方は互いに影響し合っていた。

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