<資料>40歳代から80歳代における全身骨格筋量の変化について―5 年間の縦断調査からの検討―

書誌事項

タイトル別名
  • Changes in systemic skeletal muscle mass in people in their 40s to 80s – A Five-Year Longitudinal Study –
  • 40歳代から80歳代における全身骨格筋量の変化について : 5年間の縦断調査からの検討
  • 40サイダイ カラ 80サイダイ ニ オケル ゼンシン コッカクキンリョウ ノ ヘンカ ニ ツイテ : 5ネンカン ノ ジュウダン チョウサ カラ ノ ケントウ

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説明

本研究は,40歳~80歳代の成人における5 年間の全身骨格筋量(以下,骨格筋量)の変化について明らかにすることに加え,骨格筋量の経年的変化と生活習慣との関連について検討することを目的とした。A県内の健診センターで,2018年と5年前と2回人間ドックを受けている受診者850人(男性470人,女性380人)を対象に,バイオインピーダンス法による骨格筋量の変化について縦断調査を行った。生活習慣との関連については,骨格筋量維持・増加群と減少群に分け解析を行った。その結果,男性の骨格筋量は年齢に伴い減少率が大きくなり,60歳代からは著しく減少した。女性は,40歳代から骨格筋量が減少している者の割合が多く,やせとの関係も推察された。「20歳から10kg以上の体重増加」がある者は,筋肉量が維持・増加している割合が高かった。本研究の結果より,サルコペニアの予防において,骨格筋量が減少を始める中年期からの保健指導の必要性が示唆された。

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