人の老化と臓器機能低下(Ⅰ)フレィル概念の浮上

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タイトル別名
  • 人の老化と臓器機能低下(1)フレィルの概念の浮上
  • ヒト ノ ロウカ ト ゾウキ キノウ テイカ(1)フレィル ノ ガイネン ノ フジョウ

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説明

20世紀後半に入って、わが国のヒトの平均寿命は世界で一、二を争うまでに延長したが、そのなかには晩年に寝たきりになったり自立性を喪失したりする期間が男女とも平均して10年前後が含まれる。 近年、完全な要介護状態に至る”前段階”の高齢者をフレィル(frail eldely)として捉え、これに対処することによって健康寿命を延伸し、最終段階である要介護状態に到達するのを防ごうとする考え方が生まれてきている。 老化に伴う身体臓器機能の低下や日常生活活動機能障害、さらには神経・精神機能変化に対する注意深い理解が、リハビリ医学に求められる理由である。

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