吉田修一『ランドマークから読む都市空間』
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説明
小説などの文芸作品は都市空間の変容を見るために有用なテクストといえる。確かにフィクションであるが故に、信憑性などの面で精査を加えなければならないことは自明であるが、従来の都市分析からはみ出した論点をそこに散見することもできる。本稿では吉田修一の小説「ランドマーク」をテクストして取り上げ、さいたま新都心の開発によるさいたま市旧大宮地区の都市変容を見ていく。その背景には1980年代後半からの国の首都圏再開発計画の存在がある。果たしてこの開発計画は当該地区に何をもたらし、何を失わせたのかをテクスト分析を通じて論じていく。
収録刊行物
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- 地域イノベーション
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地域イノベーション 41-50, 2008-03
法政大学地域研究センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390572174780252160
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- NII論文ID
- 120004724898
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- NII書誌ID
- AA12346857
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- HANDLE
- 10114/7386
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- ISSN
- 18833934
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可