吉田修一『ランドマークから読む都市空間』

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説明

小説などの文芸作品は都市空間の変容を見るために有用なテクストといえる。確かにフィクションであるが故に、信憑性などの面で精査を加えなければならないことは自明であるが、従来の都市分析からはみ出した論点をそこに散見することもできる。本稿では吉田修一の小説「ランドマーク」をテクストして取り上げ、さいたま新都心の開発によるさいたま市旧大宮地区の都市変容を見ていく。その背景には1980年代後半からの国の首都圏再開発計画の存在がある。果たしてこの開発計画は当該地区に何をもたらし、何を失わせたのかをテクスト分析を通じて論じていく。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390572174780252160
  • NII論文ID
    120004724898
  • NII書誌ID
    AA12346857
  • DOI
    10.15002/00008179
  • HANDLE
    10114/7386
  • ISSN
    18833934
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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