福島県における再生可能エネルギーの関連産業政策と導入推進政策の展望

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タイトル別名
  • Perspective of Renewable Energy Policies in Fukushima : Industrial Cluster Policies and Promotion Incentive Policies
  • フクシマケン ニ オケル サイセイ カノウ エネルギー ノ カンレン サンギョウ セイサク ト ドウニュウ スイシン セイサク ノ テンボウ

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説明

和文:本論文は、福島県における東日本大震災及び原発事故からの復興に向けて、再生可能エネルギーを活用したエネルギー政策について言及したものである。福島県では再生可能エネルギー関連の産業集積を図る政策(関連産業政策)と、実際に再生可能エネルギーを導入推進する政策(導入推進政策)が展開されている。関連産業政策では、産総研の誘致や浮体式洋上風力発電の実証研究、人材育成、関連産業の集積などが行われている。この政策では再エネ設備の製造業者の参入が弱く、市場動向を踏まえた再エネの産業集積を図るためには、再エネ設備の製造業者の参入が必要不可欠である。導入推進政策では、再エネの導入支援のためのふくしま再生可能エネルギー事業ネットの創設、福島発電の設立などが行われている。本稿では白河地域での再生可能エネルギー事業モデルを例示しつつ、固定買取価格の展望を行っている。さらに福島県の地域主導の再生可能エネルギー事業のあり方を検討している。最後に、福島県のエネルギー供給の歴史から、福島県民が主体的に再生可能エネルギーに取組むことの重要性を論じている。

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