ノンネイティブ日本語教師のビリーフと学習経験-2004・2005年度と2014・2015年度の量的調査結果の比較-

書誌事項

タイトル別名
  • Beliefs and Learning Experience of Non-Native Japanese-Language Teachers − Comparison of Quantitative Investigations in Fiscal Year 2004/2005 and 2014/2015 −
  • ノンネイティブ ニホンゴ キョウシ ノ ビリーフ ト ガクシュウ ケイケン : 2004 ・ 2005ネンド ト 2014 ・ 2015ネンド ノ リョウテキ チョウサ ケッカ ノ ヒカク

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抄録

本研究は、ノンネイティブ日本語教師のビリーフと学習経験について、10年の間をおいて調査した結果を比較検討するものである。久保田(2007)では、2004・2005年度調査の結果、ビリーフには「正確さ志向」「豊かさ志向」の2因子があり、そのあり方に地域差があること、また「正確さ志向」と学習経験因子「文法・暗記・訳読型」との間に緩い相関があることを明らかにした。本研究で2014・2015年度調査を実施した結果、ビリーフに関しては、2004・2005年度と同様に地域差がみられたが、より「豊かさ志向」の傾向が強いことがわかった。学習経験に関しては、2014・2015年度調査のほうが「コミュニカティブな活動型」の学習経験が多い一方で「文法・暗記・訳読型」の学習経験に関しては違いがないことがわかった。また、ビリーフと学習経験の関係性は、学習経験因子「作文・報告・ディベート型」と二つのビリーフの因子の間に緩い相関がみられ、2004・2005年度とは異なる結果となった。

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