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- 徳永 幹雄
- 九州大学健康科学センター
書誌事項
- タイトル別名
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- A Longitudinal Study on the Relationship Between Experiences in Physical Activities and Growth and Development
- ウンドウケイケントハツイク・ハッタツニカンスルジュウダンテキケンキュウ
- ウンドウ ケイケン ト ハツイク ハッタツ ニ カンスル ジュウダンテキ ケン
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説明
9才から14才までの縦断的に測定された男女児童を対象にして,運動経験の多少と形態,機能の発育・発達および性格の変容について分析し,つぎのような結果を得た。1.運動クラブ経験群と非経験群について対応する年齢の平均値を比較すると,経験群は小学校の高学年からすでに優位を示し,14才まではその差が保持される種目が多くみられた。形態では男子は長育,量育,周育であり,女子は長育であった。機能では男手は瞬発力,筋力,肺機能,女子では瞬発力,筋力,柔軟性,敏しよう性であった。性格では男女とも情緒安定,社会的適応,外向の傾向であった。逆に劣位なものとして女子の9〜14才までの量育,周育,男子の柔軟性があった。2.身体の発育・発達の差をみると男子では経験群の量育,周育,瞬発力,肺機能の増加頃向がやや大きかったが,全体的には顕著な差とはいえなかった。女子では13,14才の量育,周育,瞬発力,筋力,肺機能の増加傾向が顕著であった。男女共通傾向のとして経験群では柔軟性,敏しよう性の増加が少なく,肺機能では大きかった。とくに,この傾向は女子に顕著であった。3.性格の変容をみると経験群の男子では劣等感と思考的外向の増加,女子では抑うつ性,気分の変化,劣等感,神経質,主観性,のんきさ,思考性外向,社会的外向の増加が顕著であった。男女共通の傾向として劣等感と思考的外向の増加,及び一般活動性と支配性の減少傾向をあげることができ,そのほか,女子の情緒不安定への変容傾向が指摘された。4.9才から14才の期間における運動経験の発育・発達への影響は男子には少なく,女子に多い傾向が認められた。付記 本稿で用いた資料は九州大学発育・発達研究グループの共同研究によるものである。そして,資料の集計・整理については橋本公雄氏(福岡工業大学助教授)及び坂井純子氏(現在,東海大学助手)に多くの助力を頂いた。ここに記して感謝の意を表します。
収録刊行物
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- 健康科学
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健康科学 3 3-13, 1981-03-30
九州大学健康科学センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390572174788601216
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- NII論文ID
- 110000407456
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- NII書誌ID
- AN00077104
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- ISSN
- 03877175
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- DOI
- 10.15017/357
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- HANDLE
- 2324/357
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可