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- 浅利 宙
- 九州大学大学院人間環境学研究科 : 博士後期課程 : 家族社会学, 死の社会学
書誌事項
- タイトル別名
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- "Sociology of Death" in the Contemporary Society : A Reconstruction of "Forbidden Death"
- ゲンダイシャカイニオケル「シノシャカイガク」 : 「タブーシサレルシ」ノサイコウセイオトオシテ
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抄録
本稿は、「タブー視される死」の議論の検討をつうじて、現代社会における「死の社会学」の可能性を考察する。まず、フィリップ・アリエスによる、「タブー視される死」へと至る態度変容の枠組みが、近代社会の成立という視点と近代社会内部の区分という二つの視点から構成されていることを示す。その内実について、ピーター・バーガーの知識社会学などを踏まえながら、公的領域と私的領域、社会のなかの「家族と個人」という観点から整理した。次に、「タブー視される死」という認識が、現在、別の現実を駆動させる上での出発点となっている点に注目した。本稿では、(1)「死の孤独化」や「死の隔離」の議論、(2)「死の社会性」の二つの議論から、現代社会における「死の社会学」の諸課題と可能性を検討し、これらの諸議論は、一方で、新しい死への態度理解に貢献するものとして、他方で、死への態度を理解する枠組みを変容させるものとして評価されうることを指摘した。
収録刊行物
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- 人間科学共生社会学
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人間科学共生社会学 1 63-79, 2001-02-16
九州大学大学院人間環境学研究院
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390572174789212672
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- NII論文ID
- 110006257879
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- NII書誌ID
- AA11519621
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- ISSN
- 13462717
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- DOI
- 10.15017/929
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- HANDLE
- 2324/929
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- NDL書誌ID
- 5975020
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可