Streptomyces coerulescensのファージ尾部様粒子の産生を伴ったPock形成現象

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タイトル別名
  • Pock Formation of Strebiomyces coerulescens with Production of Phage Tail-like Particles
  • Streptomyces coerulescens ノ ファージ ビブヨウ リ

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抄録

1.抗生物質cerulomycin生産性のStreptomyces coerulescens(KCC S-0360)は外来性ファージの感染によらず内的要因によって固体培地上に継代培養ごとに数が増大するpockを生じながら菌叢を形成した.2.Pock中の大部分の気中菌糸及び胞子着生菌糸は溶菌していた.3.Pock中には,ファージの尾部先端構成成分に類似した粒子が,溶解した菌糸の周囲や内部に多数存在していた.4.気中菌糸と胞子首生菌糸の溶解とファージ尾部様粒子の存在は,これまで報告してきたthiostrepton生産性のStreptomyces azureus(ATCC 14921)とendomycin生産性のStreptomyces endus(KCC S-0213)のpock形成現象と非常によく類似していた.

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