書誌事項
- タイトル別名
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- Determination of sulfite remaining in fruits
- カジツ チュウ ノ ザンソン アリュウサン ノ ソクテイ
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抄録
(1) Rosanilin・HCl-formaldehyde試薬による亜硫酸の比色定量法を検討し,リンゴの場合に適用出来ることを確めた. (2) Rosanilin・HCl-formaldehyde試薬は渋柿成分では青紫色に呈色し沈澱を生じた.これに対して甘柿抽出液およびtannic acidでは亜硫酸と同様赤紫に発色した.さらに渋柿でも成熟,alcohol処理,干柿等脱渋過程のものは甘柿同様に赤紫色を呈した.いずれにしてもrosanilin・HCl-formaldehyde試薬は柿には利用出来なかつた. (3)亜硫酸のpolarographyについて検討し, McIlvaine緩衝液でpH3に調節して測定すれば典型的な亜硫酸のpolarogramが得られ,その波高は亜硫酸の濃度に比例することを確めた.(4)柿およびリンゴ果実の抽出液は亜硫酸のpolarogramの測定を妨害しないことが認められた.
収録刊行物
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- 九州大學農學部學藝雜誌
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九州大學農學部學藝雜誌 22 (2), 131-149, 1966-04
九州大學農學部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390572174791144832
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- NII論文ID
- 110001714977
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- NII書誌ID
- AN0005519X
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- ISSN
- 03686264
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- DOI
- 10.15017/22961
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- HANDLE
- 2324/22961
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- NDL書誌ID
- 8162497
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles