ゴギの産卵習性と仔稚魚

DOI HANDLE Web Site 被引用文献4件 オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • On the Spawning Behavior and Early Life History of the Gogi-Char, Salvelinus leucomaenis (Pallas)
  • ゴギ ノ サンラン シュウセイ ト シチギョ

この論文をさがす

抄録

山陰,山陽地方の河川の上流にすむゴギSatvelinus leucomaenis(Pallas)は,頭頂に白い斑紋をもつイワナで(Fig.1),全長30cmを越えるものは少ない.この魚は降海せず,雌雄ともに体側にパーマークを止めたまま,生涯を河川内ですごす.筆者は1971年と1974年に,島根県美濃郡匹見町紙祖字笹山地先の高津川水系の紙祖川に合流する三坂谷(Fig.2A,B;Fig.3A,B)で,ゴギの産卵習性を観察し,あわせてその稚魚などの習性について調査した.その他,1962年には島根県那賀郡金城町波佐字若生地先の周布川水系の波佐川(Fig.2A,C)で,産卵床からゴギの発眼卵を採集,脾化させて,仔・稚魚の形態と習性を観察した.この報告では,これらの観察と調査の結果について述べる.

収録刊行物

被引用文献 (4)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ