図書館におけるオーバーヘッド非接触式スキャナSV600の活用 : 貴重書の電子化と保存のために

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  • 中川 諭
    大東文化大学文学部 : 教授
  • 中里見 敬
    九州大学言語文化研究院 : 准教授 | 九州大学附属図書館研究開発室 : 室員

書誌事項

タイトル別名
  • Utilization of Overhead-Style Contactless Scanner SV600 : Rare Book Digitization and Conservation
  • トショカン ニ オケル オーバーヘッド ヒセッショクシキ スキャナ SV600 ノ カツヨウ : キチョウショ ノ デンシカ ト ホゾン ノ タメニ

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説明

2013年7月,富士通社よりScanSnap SV600という革新的なスキャナが発売された.このスキャナは上部から光を当てて画像データを取り込むものであり,従来のスキャナとは読み取り方式が根本的に異なる.さらに読み取り後パソコン上にて歪み修正などが可能である.この機能は,一般的な洋装本の書籍のみならず,和本や漢籍のような線装本の読み込みにこそ有効なのではないか.SV600を用いて実際に漢籍の版本を読み取った実践例を紹介し,版本研究・書誌学研究と図書館資料のデジタル画像化の観点から,SV600活用の意義を述べる.

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