Tajik in Pamir China and Han Literatures Referring to the Ismaili

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  • 中国パミールのタジク族と現代漢語文献に見えるイスマイーリー派への言及

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中国パミールの少数民族である, タジク族の言語状況(二方言, 公教育言語はウィグル語, カリキュラムにある漢語の学習), 経済生活(主に牧畜)の停滞, 公教育の低水準は, 辺境における中央集権的近代国民国家形成過程の不可遊的現象である. しかし, ボーダーレス化は, パミールにおいても進むものと予想される. 国境の垣根が低くなれば, 必ずしも少数民族であることが弱者の立場を意味するとは疲らなくなる. 彼らの宗教であるイスマイーリ一派の, イスラム原理主義とは対極にあるような, 国際性と地域の現実に対する柔軟なアプローチの実績からも, 今後, 特にパキスタンの同じくイスマイーリ一派のフンザ地域との交流を活発化させ, パミールの現況を大きく変貌させる可能性がある.

Journal

  • ヒマラヤ学誌

    ヒマラヤ学誌 5 53-65, 1994-12-03

    The Association for the Studies of Himalaya, Kyoto University

Keywords

Details 詳細情報について

  • CRID
    1390572174793335808
  • NII Article ID
    120005466030
  • NII Book ID
    AN10392447
  • DOI
    10.14989/hsm.5.53
  • HANDLE
    2433/185913
  • ISSN
    09148620
  • Text Lang
    ja
  • Article Type
    departmental bulletin paper
  • Data Source
    • JaLC
    • IRDB
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Allowed

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