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説明
人は,様々な体験を通して時には感動を経験する。特に,児童期から青年期にかけて経験する感動は,アイデンティティを形成・拡大する上で重要な役割の一端を担うと考えられる。本研究では,感動を「複数の強い感情が生じ,心が動かされるような身体反応を伴う情動的反応である」と定義し,感動に伴う感情とそこから生じる認知的な変化について検討を行った。その結果,感動によって「活動的快」,「非活動的快」,「感銘」という感情が想起され,それらは「自立」,「協同」,「創造」という認知的な変化に影響を与えることが示された。また,「創造」の認知的変化から「自立」,「協同」に影響を与えることも明らかとなり,総合的な感動に関するモデルを見出すことができた。
収録刊行物
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- 鳴門教育大学情報教育ジャーナル
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鳴門教育大学情報教育ジャーナル 15 43-50, 2017-12-01
鳴門教育大学情報基盤センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390572174798876032
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- NII論文ID
- 120006553563
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- NII書誌ID
- AA12563855
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- ISSN
- 18823661
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles