<論説>古墳時代中期後葉・後期の親族構造再論 (特集 : 家族)
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- 清家 章
- 岡山大学大学院社会文化課学研究科
書誌事項
- タイトル別名
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- <Articles>A Study of the Change in Kinship Relations from the Middle-Kofun Period to Late-Kofun Period in Japan (Special Issue : FAMILY)
- 古墳時代中期後葉・後期の親族構造再論
- コフン ジダイ チュウキ コウヨウ ・ コウキ ノ シンゾク コウゾウ サイロン
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説明
古墳時代中期後葉から後期にかけて親族構造が父系化するとされるが、その理解は研究者によって異なる。本論では中丹波地域を取り上げて、その父系化の過程を具体的に検証した。その結果、中期後葉には確かに父系化は進むが、それは貫徹しないとの理解を改めて示すことができた。同時に、同棺複数埋葬、とくに成人と未成人の合葬の分析を行うことにより、同課題の検討を行った。そこでは中期後葉以降には成人男性と未成人の同棺複数埋葬が増加傾向にあることを示し、これは父系化傾向を示すものの、成人女性と未成人の組み合わせも存在することから、やはり父系化は貫徹しないという見解を示した。
収録刊行物
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- 史林
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史林 99 (1), 81-100, 2016-01-31
史学研究会 (京都大学大学院文学研究科内)
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390572174800109440
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- NII論文ID
- 120006598820
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- NII書誌ID
- AN00119179
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- HANDLE
- 2433/240441
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- NDL書誌ID
- 027155757
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- ISSN
- 03869369
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可