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- 井上 昌保
- 京都大学研修員 酪農学園大学講師
書誌事項
- タイトル別名
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- <Articles>Puritanism and Liberty in John Milton
- ミルトンにおけるピューリタニズムと自由--寛容思想の形成にふれて
- ミルトン ニ オケル ピューリタニズム ト ジユウ カンヨウ シソウ ノ ケイセイ ニ フレテ
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抄録
マックス・ウェーバーによれば、ジョン・ミルトンはピューリタンの「変り種」としてピューリタニズムの枠から除外されている。一方、ミルトンは多くの論者によってヒューマニストの系列で理解されてもいる。これらの理解はいずれも、ミルトンが人間性を肯定し、理性を重視し、自由を主張してやまなかったことによっている。本稿は、ミルトンの思想を、かれの宗教改革論文、『アレオパギティカ』、『寛容論』を中心に検討し、かれの思想的立場を明らかにせんとするものである。結論的に言えば、ミルトンにおいては、ピューリタニズムとルネサンス・ヒューマニズムは二律背反的なものとして考えられているというよりは、むしろ、ミルトンの神は超越的な存在としての神ではなく、人間的なものに内在化しつつそれを内から変革し、それゆえに人間を実践につき動かす神であった。ここに、ウェーバーの理解するピューリタニズムとは別の、実践的ピューリタニズムをみることができると考えるものである。
収録刊行物
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- 史林
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史林 50 (5), 674-702, 1967-09-01
史学研究会 (京都大学文学部内)
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390572174802277376
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- NII論文ID
- 120006818668
- 40001877181
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- NII書誌ID
- AN00119179
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- HANDLE
- 2433/249952
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- NDL書誌ID
- 880813
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- ISSN
- 03869369
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可