<研究ノート>反人種差別と霊的普遍主義 --日印ナショナリズムの交差と分岐--

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タイトル別名
  • <Research Notes>Anti-Racism and Spiritual Universalism: Connectivity and Diversion of Transnational Nationalisms of Japan and India
  • 反人種差別と霊的普遍主義 : 日印ナショナリズムの交差と分岐
  • ハン ジンシュ サベツ ト レイテキ フヘン シュギ : ニチイン ナショナリズム ノ コウサ ト ブンキ

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説明

反人種差別の理念的基盤は啓蒙主義的な人権にあると考えられがちであるが, 19世紀末から20世紀初頭にかけての日本とインドでは, 帝国的な境界を越えて民族平等を探求する方法として, 霊的普遍主義が重要であった。さらにそれはグローバルな反人種差別運動とも結びついていた。こうした霊的普遍主義の思想運動の系譜は, 日印のナショナリズムだけでなく, 戦後のユネスコに至る反人種差別的なヒューマニズムの倫理にも影響を与えていた。

収録刊行物

  • 人文學報

    人文學報 114 159-170, 2019-12-25

    京都大學人文科學研究所

参考文献 (35)*注記

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