子どもの主体的・協働的な課題解決による理科授業の開発 : 小学校における化学変化の見方や考え方に焦点をあてて

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タイトル別名
  • Development of Active and Collaborative Problem-Solving Learning in Science Lesson : Focused on Students’ Ideas about Chemical Change
  • コドモ ノ シュタイテキ ・ キョウドウテキ ナ カダイ カイケツ ニ ヨル リカ ジュギョウ ノ カイハツ : ショウガッコウ ニ オケル カガク ヘンカ ノ ミカタ ヤ カンガエカタ ニ ショウテン オ アテテ

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説明

本研究では,五感を通して小学生にも分かりやすい化学変化の指導のための教材を開発し,その効果を検証するとともに,子どもの主体的・協働的な課題解決による授業開発のための示唆を得ることを目的とした。 そこで,カルボン酸とアルコールによるエステル化反応を取り上げ,試薬の種類や組み合わせを変えて化学変化の理解に適した実験内容と方法を開発した。そして,実験の記録や質問紙調査の分析により,教材の効果について検討した。その結果,多くの子どもがにおいの変化を通して物質がはじめと異なるものに変化していることをとらえていることが明らかとなった。また,エステル化反応における物質の変化の学習では,カルボン酸とアルコールの両方が互いに関わっていることをとらえることができた。以上のことから,においの変化に注目した実験を教材として活用することにより,小学生が化学変化について探究する授業の開発の可能性が示唆された。

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