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抄録
化学反応で中心的な役目を果たす電子の挙動は複雑である。電子は1897年のJ.J.Thomsonの発見以来,多くのことが解明された。また,逆に電子の研究から新しい理論が生まれ,その結果から電子の新しい様相が生じた。電子が化学反応で扱われる時は,様々な状態におかれる。このような様々な状態の電子ではなく,電子1つ1つの実体について,歴史的経過を踏まえながら,振り返った。電子の実体は量子力学的な存在で,粒子性と波動性を兼ねそなえているという表現は比喩的に考えなければ理解しにくい。一方,チッターベベーグングという複雑な動きをしていることが知られており,イメージとしては理解しやすい。
収録刊行物
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- 中等教育研究紀要 /広島大学附属福山中・高等学校
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中等教育研究紀要 /広島大学附属福山中・高等学校 33 109-114, 1993-03-10
広島大学教育学部附属福山中・高等学校
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390572174807936768
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- NII論文ID
- 110000192069
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- NII書誌ID
- AN00146014
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- DOI
- 10.15027/446
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- ISSN
- 09167919
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles