大学生の発達障害の特性と不登校傾向の関連 <原著>

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タイトル別名
  • Relationship between developmental disabilities and school avoidance tendencies in university students <Original Article>
  • 大学生の発達障害の特性と不登校傾向の関連
  • ダイガクセイ ノ ハッタツ ショウガイ ノ トクセイ ト フトウコウ ケイコウ ノ カンレン

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抄録

本研究は大学生の発達障害の特性と不登校傾向との関連について検討することを目的とした。無記名自記式の質問紙調査を行い,分析対象者は284名であった。クラスタ分析の結果,全ての尺度において困難を頻繁に感じている群の学生は,登校回避傾向が最も高かった。重回帰分析の結果,「不注意」が「登校回避行動」に影響を与え,「不安・抑うつ」「不注意」が「登校回避感情」に影響を与えることが示された。対人関係や心理的問題に限らず,学生の自己管理能力にも注目して関わることが,不登校の学生支援において有効である可能性が示唆された。

収録刊行物

  • 総合保健科学

    総合保健科学 31 27-33, 2015-03-01

    広島大学保健管理センター

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